セッション３
テクノロジーが促進する社会のインパクト志向
社会システムへの組み込みやビジネスセクターの転換等世の中がインパクト志向へ向かう中、テクノロジーはどのような役割を果たすのでしょうか。そして、それは受益者のためになるのでしょうか。特にデータとデジタル技術を活用し業務や組織を変革するDX（デジタルトランスフォーメーション）の観点からみた社会的インパクト・マネジメントについて、現状と未来について議論します。
2022/01/25 Tue 10:30~11:50
有料
日本語・英語
Speaker
関 治之氏
政策起業家
自由で楽しい社会参加の形を日本国民全員に届けるために活動している、共創エンジニアです。組織の枠を超えて様々な人が主体的に関わる環境づくりを通じて、企業や行政のオープンイノベーションを支援しつつ、自身でもいくつか会社を経営しています。Code for Japan では、「ともに考え、ともにつくる社会」を目指して、市民と行政がオープンにつながり、社会をアップデートする仕組みを作ってきました。HackCamp社では、上場企業や官公庁の中でイノベーションがうまれる仕組みづくりをお手伝いしています。社員の成長が企業の成長とリンクする文化を作ることで、自律的に成長する組織が作れると考えています。
Speaker
Sasha Dichter氏
60 Decibels共同創設者
60 Decibelsは世界中の組織が顧客や受益者等をより理解するための支援を行う社会的インパクトとカスタマーインテリジェンスを主軸とした組織である。世界700人以上のリサーチャーがインパクト測定を行うサービスを提供。前職は12年間Acumenに勤務。Lean Dataと社会変革のための世界的な学校である+Acumenの創設に携わる。ハーバード大学ケネディスクール（行政学修士号）、ハーバード大学ビジネススクール（MBA）取得。
Moderator
落合 千華氏
ケイスリー株式会社取締役
慶應義塾大学政策・メディア研究科研究員
社会的インパクト・マネジメントを通した行政、企業、NPOの官民連携、CSV事業や新規事業立ち上げ支援等に取り組む。特に震災復興支援を機に芸術文化と子どもの教育、コミュニティ活性に関する研究に従事しており、コロナ禍では芸術関係者の支援基金Arts United Fundを設立。