基調講演
テクノロジー活用による民からの社会システム変革
- インパクト・エコノミー実現に向けて -
社会的インパクトの適正化・最大化が経済活動の原理の一部として実現するインパクト・エコノミーへの転換に向けて、社会的インパクト・マネジメントにおけるIOT等の情報ネットワーク技術の活用や、ガバメント・ハッカソンのように、参加型手法でのショート・サイクルでの政策立案とPDCAの実践が始まっています。本セッションでは、台湾のデジタル大臣であるオードリー・タン政務委員の基調講演と、BCG、総務省大臣補佐官を歴任、2021年度にはデジタル庁「デジタル社会構想会議」有識者委員に就任した太田直樹氏を迎えての対談により、インパクト・エコノミーを実現するデジタル・ガバナンスの未来について議論を深めます。
2022/01/24 Mon 10:15〜11:30 ※開始時刻が変更となりました。
無料
日本語・英語
Speaker
オードリー・タン氏
台湾デジタル担当大臣
公共部門に於いては、オードリーは台湾の国家発展委員会のオープンデータ委員会委員及び国民基本教育（小学校から高等学校まで）のカリキュラム委員会の委員を務め、台湾の歴史上初と試みであるネット規則制定プロジェクトを主導している。社会的部門では、“fork the government.”（政府の再構築）を合言葉に、市民社会実現の為の創造的ツールに焦点を当てた活気あるコミュニティである g0v（ガバメント・ゼロ）に積極的に貢献している。
Discussion Partner
太田 直樹氏
株式会社 New Stories 代表
一般社団法人 コード・フォー・ジャパン 理事
東京都、群馬県、その他自治体のDX政策アドバイザー
挑戦する地方都市を「生きたラボ」として、行政・企業・大学・ソーシャルビジネスが共創し、未来をプロトタイピングすることを企画・運営。市民がテクノロジーによって社会課題を解決することを後押しするCode for Japan理事。2015年1月から17年8月まで、総務大臣補佐官として、Society5.0の戦略策定と地方の活性化に従事。その前は、ボストンコンサルティングの経営メンバーとして、アジアのテクノロジーグループを統括。東京大学文学部卒。ロンドン大学経営学修士。
Moderator
伊藤 健
一般財団法人社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ業務執行理事
特定非営利活動法人ソーシャルバリュージャパン代表理事
米国にてMBA取得後、GE Internationalに入社。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任講師。内閣府「社会的インパクト評価の普及促進に係る調査」有識者委員等を歴任。